W杯開催地に立候補しないことが示すことは

W杯開催地に立候補しないことが示すことは何か
開催に対して40億円もの費用が必要だが、それは使わないという理由の説明のベースには、宮城スタジアムに対してはこれ以上根本的な対策は行わない、という意味が含まれている。
交通アクセスの改善もあり得ないし、今後修理も行われないで、朽ちていくのを待つような感じだが、それがトップの判断というのであれば、情けない。
判断しているようで判断していないからだ。
そのときの流れに一見乗ったようなことを言っているだけで、全く中身のない発言であることが、この人の底の浅さを見せている。
これまで宮城スタジアムや箱物について、どのような考えを持っていたのか、ということすらわからない。
今後、スポーツ施設をどうするのか、という明確な裏付けも、ベースとなる考え方も持ち合わせていないことも、一連の発言で見えてしまう。
そのあげく、何となくフィーリングで、“お金がないから、まっいいか!”的な判断でのW杯開催地立候補せず、という判断である。
この際、根本的にどうするのか、を見せてもらいたい。
宮城県のスポーツ基本計画にのっとった判断とはとうてい思えないような発言からどのように展開するのか。
いつまでも、浅野の陰におびえている場合ではない。
“富県みやぎ”という言葉も、言葉だけが空回りし、何となくついていっているだけのように思えるのは私だけではないだろう。
もっと中長期的視点でのスポーツ施設運用を考えた方がいい。

W杯の開催地に立候補しないことの意味合い

1/8が、日本サッカー協会が決めた、W杯誘致の際の開催地立候補の期限であった。
未だ宮城県は立候補していない。
東京や吹田市が昨日表明した。
札幌や鹿島はどうか。
宮城県はいったい何をしているのか。
様々な情報が入ってくる。
明確なことはW杯誘致は非常に厳しく、その可能性は非常に低いのではあるが、立候補するしないが、いわばW杯サッカーを見たいのか見たくないのか、という、踏み絵になっていることだ。
仙台、宮城は決してサッカー熱は低くない。一方で、これまでの首長がやってきた放漫経営のつけが回ってきて県として首が回らない状況になっていることも、また事実である。
W杯を開催しないのであれば、宮城スタジアムは何の価値があるのだろうか。
これもまた県民が抱く本心である。
立候補するしないに関わらず、宮城県や県教育委員会は、県民に対して、説明する義務がある。
知らんぷりしているのは、とんでもない。
それは、説明責任を放棄しているというだけではない。税金を納めている県民を愚弄することと一緒だ。
県が財政立て直しを真に行いたいのであれば、どういう基準で“事業仕分け”をするのか、明確に示さなければならない。
その延長線上に、立候補しないというのがあれば、誰もが納得できるはずである。
しかしながら、今のような、うんともすんとも、という状況は、最悪である。
日本代表戦2009/10/14

スタジアムは永遠なり?

2005年の全国ホームタウンサミット(セレッソ大阪、長居スタジアム)での懇親会で、現チェアマンの鬼武さんと談笑させていただいたときに、彼は
「宮城スタジアムは決して壊してはだめですよ。スタジアムがあれば何でもできるが、なければ何もできないのだから。人が集まることができる居場所こそ、ホームタウンになる可能性があるのだから」
と話してくれた。
地域と希薄な関係だったヤンマーと長居競技場を、いまや熱烈熱血な地域密着で知られるセレッソ大阪とそのホームタウンに築いた人の言葉はさすがに重いと、正直感じた。
では、宮城スタジアムは今はどうか。
ベガルタ仙台がJ1に昇格した今年、その真価が問われることになりそうだ。
そう、ベガルタのホームタウンの一つになれるのか、ということ。
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写真は1月1日の宮城スタジアム

2010/1/1元旦、10年が経過する・・・

あれから10年が経過しようとしている。
宮城スタジアムは2000年3月、落成した。その6月、キリンカップがあり、国際大会への幕を切るが、2002年のワールドカップ以降、予想されたように、大きな大会が来ない。4年に1回くらいの国際親善試合のためだけに、このスタジアムがあるとしたら、意味がない。
それよりも、多くの陸上の子供たちが有効に使っている現状を見ると、本当に49,000人の観客席なんているのだろうか、と思ってしまう。この自問自答の答えは明らかだと思うが、それでも人に愛されるスタジアムに変わってもらい、残したい、と思うのは、やはり利府に住む我々のエゴかもしれない。使わなくてもかかる経費や、継続的に必要となる、修理費などを考えると、やはり壊した方がいいのではと思ってしまう。
そんなことを考えながら、スタジアムの朝を歩いた。朝降った雪がうっすらとつもっていた。ジョギングする人に出会った。散歩する人、犬と一緒の人、など、元旦なのに、結構な人と出会う。丘を登り、いつものところにいき、写真を撮った。
そこにいる彼女(スタジアム)の姿はいつもと変わりはなかった。
そのことにほっとしながら、りんとする寒さの中、スタジアムを後にした。
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村松淳司
本サイトではいわゆる箱物行政を常に批判監視するほか、グランディ・21で開催される種々のイベントの情報交換なども行うため、2000年に設置しました。

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